新着情報News
2025.08.26北村 翔
期待値のすり合わせが組織を強くする

「部下が全然期待通りに動いてくれない」
「自分はちゃんとやっているのに評価されない」
こうした不満は、多くの会社で上司・部下双方から聞かれるものです。
原因の多くは“期待値のずれ”にあります。
・上司側のポイント
リーダーは、部下に「どこまでを期待しているのか」をきちんと伝えているでしょうか?
そして、その伝え方は分かりやすく、相手に伝わる工夫がされているでしょうか?
・部下側のポイント
部下の側も、「自分には何が期待されているのか」「組織の流れの中で自分はどう動くべきか」を理解している必要があります。
背景を含めて認識できていないと、期待値のすれ違いが起こりやすくなります。
すり合わせ不足がもたらす悪循環
忙しさに流されて十分なすり合わせをしないまま動き出すと、次のような流れが生まれます。
-
お互いの期待がずれて不満が生まれる
-
リーダーが細かく指示を出さなければ動かなくなる
-
メンバーは考える余地を失い、指示待ちが加速する
結果として「指示待ち部下に困っている」という相談に至るケースが多く見られます。
研修現場でも起きる現象
私が行っているレーザー銃やラジコン戦車を使った対戦型研修でも同じことが起きます。
-
攻撃のタイミングをリーダーがすべて決めて共有する
-
攻め方をリーダーが細かく指示する
このような戦い方は、短期的には勝てることもあります。
しかし長期的に見れば、リーダーの裁量に依存しすぎて、メンバーが自分で考える余地がありません。
つまり「リーダーが正しければ勝ち、間違えば負ける」――そんな組織になってしまうのです。
しかも状況次第でリーダーの指示が毎回適切に伝わるとも限らないにも関わらずです。
成長する組織の条件
もちろん緊急事態など、リーダーが全面的にリードしなければならない場面もあります。
しかし、そうでない状況では「長期的な成長を見据えたやり方」の方が変化に強く、成果も大きくなります。
-
リーダーは 部下を信頼し、任せる。その上で、どこまで期待しているのかを明確に分かりやすく伝える。
-
部下は 上司に期待値を確認し、理解にずれがないかをすり合わせる。あるいは「ここまでできます」と自分から伝える。
こうした相互のコミュニケーションが、健全な成長の土台となります。
おわりに
上司も部下も、それぞれの立場でリーダーシップを発揮し、チームで成果を出していく。
その積み重ねが、前向きに働ける職場づくりにつながっていくはずです。
皆が力を合わせて笑顔あふれるやりがいのある職場を作っていきましょう!
自走式組織®コンサルタント
北村 翔