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2024.10.28倉石 友美

先生にほめられました

イヤイヤ期真っ只中の2歳児を育てています。
先日、保育園から帰宅する玄関で
自分で靴下を履こうとする2歳児。

上手に履けない!
でも絶対に手伝われるのは嫌!
履けたとしても、
ちょっとずれてるとやり直し!

手を出すと怒るので
隣で待ちぼうけていると、
担任の先生がやってきました。

「自分で履いてるのね、がんばれ~」と
息子に声をかけた後、
私にも
「お母さん、エライね~。待っててくれてるのね」
とほめてくれました。

普段人から褒められることの少ない私は、
とても嬉しくなり、
これからも待つようにしよう、と思いました。

大人になっても、
人から褒められると
やっぱり嬉しいんです。

そして、人から認められることで、
その行動を続ける力になるんです。

みなさんは、どうですか?
部下のこと、褒めてますか?

こんな話をすると、
「部下の褒めるところが見当たらないんですよ」
「当たり前のことを普通にやってるだけ。褒めるほどのことではない」
といった声を聞くことがあります。

そんなあなたでも、大丈夫。

褒める、を含む大きな概念が「承認」です。

「承認欲求」という言葉は
どちらかと言うとネガティブに使われがちですが、
すべての人は承認欲求を持っています。

承認は、
行動を続けるためのガソリンになります。

特にその行動が大変であればあるほど、
多くのガソリンを必要とします。

だから、結果が出ていなくても、
承認をしてあげないと、
ガス欠になって行動できなくなってしまいます。

「でも、結果も出していない人を褒めるのは…」

いいえ、大丈夫。
褒めることだけが承認ではありません。

承認には
・結果承認
・経過承認
・存在承認
があります。

「テストで100点取ったの、エライね!」は
結果承認です。

これは、結果が出ないと承認することができません。

経過承認は、「毎日続けているんだね」
「コツコツ進めているね」
というプロセスに対する承認です。

これだったら、結果が出ていなくても承認できます。

しかも、「エライね!」「すごいね!」なんて
大袈裟にしなくてもいいんです。

その人の行動や変化を
そのまま言ってあげるだけで、
「この人は私を見ていてくれるんだ」と
エネルギーが湧きます。

そして最後の存在承認は
そこにいることに対して承認します。

この「承認」、
できている人は、当たり前のようにやっているし
できていない人は、ほとんどやっていません。

承認されていない部下は、
だんだんと行動するためのガソリンが枯渇していきます。

皆さんの周りに、
言われたことしかやらない部下がいたら、
もしかしたらその方には
ガソリン=承認が足りていないのかも知れません。